はやぶさⅡの類稀なテクノロジー

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はやぶさⅡの類稀なテクノロジー

出典 http://www.astroarts.co.jp

NHK特集番組での紹介

NHK特集でやっていたはやぶさⅡの番組内容はとても興味深いものだった。
日本のテクノロジーが凄い事は分かっていたが、番組を詳しく見ていると本当に新しい発見が次々とやってきて、その対応は危機一髪の様相も呈していたらしい。

はやぶさⅡはそのミッションにおいて最初からいくつかの難題を突きつけられていた。
実はリュウグウに到着してみて最初に分かったことだが着陸地点が見出せないのである。
リュウグウは実はひとつの大きな岩の塊ではなく、いくつかの小さな岩や砂がまとまって出来上がったある意味袋のようなもの。
その表面はゴツゴツした岩や凹みでおよそ着陸するような状況ではなかったと言うこと。
そしてリュウグウの色が実は最初から黒い事は分かっていたのだが、いざ到着してみて光学センサーで見ようとすると黒すぎて、機械がうまく作動できないのだそう。
実はセンサーがうまく働かないと着陸もほぼ不可能な状態で、この段階で計画にはいったん待ったがかかったようですね。
そして導き出した苦肉の策が、あらかじめ持っていたマーカーをリュウグウに設置してそれをめがけて着陸しようと言うもの。
このアイディアは最初から別の目的で想定していたのだがここで採用することに。
マーカーとなる発信機は4つ搭載していてここで1つ使用したわけだ。
実はリュウグウはほとんど引力と言うものが存在しない。
直径数百メートルレベルの小さな天体なので自然に引き寄せられるなどと言う事はほとんど期待できないのである。はやぶさから 投下したマーカーは実は目的とした場所にはうまく留まらずに、リュウグウ表面を転がって目的地から大きく外れてしまうことに。
様々な案が検討されたが、その中に残りのマーカーを投入しようと言うものがあったが、リュウグウが複数のマーカーを見誤る可能性が指摘されてその案は採用されなかった。
最後に残された方法は、着陸までにいくつかのシュミレーションを行って着陸の練習をする意味も含めて、リュウグウ表面を詳しく観察することに。
表面の様々な凹凸を数センチ単位で厳格に測定し、そこでやっと見つけられたのが直径わずか6メートルの小さなスペース。

我々がタッチダウン成功の放送を聞いたときには実はこの6メートルの領域にきちんと収まったことを確認できたからである。

外国でも詳しく取り上げられていた

次のミッションはリュウグウ内部の探索

今回行ったタッチダウンは画像を見てもわかる通り、ほんの一瞬である。
下に伸びた像の鼻のようなアタッチメントから弾丸を発射してリュウグウ表面に小石などを巻き上げてそれを吸い取るもの。
一瞬の時間でオーケーなのだそう。
はやぶさには次のミッションがある。
それははやぶさからある程度の大きな爆薬を発射してリュウグウにクレーターを作るもの。
そしてそのクレーターの内部からリュウグウの中の物質を持ち帰ろうと言うもの。
なかなか難しそうなミッションだと言える。

Twitterまとめ

Twitterで投稿されてる方は大体はライブの放送観てたみたいですね。
みんなハラハラドキドキしてましたもの。

まとめ

出典 http://image.itmedia.co.jp

NHKの番組を見ていて初めて知ったのだが、リュウグウは地球と火星の間にある小さな惑星なのだが、そこで自転しているのである。
小さな惑星でいて、ほとんど引力などなくて、自転しているとなるとかなり厄介と言える。
普通月や火星のような大きな惑星だとある程度の引力があるのでそれを利用して周りの周回軌道に入ったりすることが充分できるのだがリュウグウではその事は期待できない。
あくまでも太陽の周りを公転する天体としてリュウグウもはやぶさも振る舞うことに。
つまり自転しているうちに着陸地点は当然どこかへ行っちゃうし、自分自身も決められた時間の割り振りで行動しなければ、計画は成功できなかったようだ。
小さな天体に着陸してそこの物質を持ち帰るなどと言う離れ業は日本のお家芸のようなもの。
スタッフたちの地道な努力と、計画にゴーサインを出すための様々なシグナルを全員で共有して成し遂げたミッションだった。

待ち遠しい帰還

はやぶさⅡの帰還は 2020年の後半と聞いている。
ちょうど東京オリンピックが終わってから話が盛り上がってくるんではないだろうか。
雨中の事は興味のある人でもこのような複雑な軌道計算はプロでなければできないものだろう。
はやぶさⅡのミッションではリュウグウから様々な物質を持ち帰ることによって、人類の起源に迫ろうと言う計画がある。
これは人類のみならず地球上の様々な生命の元が、宇宙からの有機物によってもたらされている可能性を深く検証するためのもの。
あらかじめ地球上にあった様々な物質から生命を作ることももちろん研究の中では行われてはいるが、最近の話では宇宙から有機質がもたらされたと言われることが多くなっているのだ。
リュウグウは地球から観測したときにその色の黒さゆえに有機物がたくさん含まれているのではないかと選ばれた天体である。
このように観測をしていくと、まさに夢の尽きる事は無い。

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